手指の乾燥や手荒れ、痛いアカギレ・ひび割れ、シミやシワなど酷使される手指を正しいハンドケアの方法でお手入れして、守ってあげましょう。おすすめのハンドクリームやネイルオイルも紹介します。

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皮膚科医が薦める正しいハンドクリームの選び方・使い方

冬は寒くて乾燥しているのでハンドクリームが必要です。ふと手を見るともう手がカサカサになっていてひび割れています。

 

 

およそ半分以上の人が手が乾燥している

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アルコール消毒や手洗いの回数が増えていて、あなたの体も史上最悪の状態になってるかもしれません。本当に爪の周り指先などもカサカサになってますよね。

 

 

目に見える手荒れがない人でも、実際に肌の水分量を測ってみるとだいぶ少なくなっているようです。44パーセントがしっとり潤い、37から43%が標準です。30から36%が乾燥で、19%未満だととても乾燥ということです。およそ半分以上の人が手が乾燥しているということです。

ハンドクリームが驚くほど売れている

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今ハンドクリームもすごく種類が増えてますよね。ドラッグストアには、120種類のハンドクリームが売られています。コロナ前に比べても驚くほど売れているということですね。手荒れを気にする人も増えていて、お子さんから大人のかたまで幅広く使っているようです。

 

食べ物を触る時もありますし、ハンドクリームと消毒を両方する場合にはどうすればいいのか?というのもちょっと難しいですよね。

 

 

こんな話は皮膚科医の方にちゃんと聞いてみたいです。

 

ハンドクリーム/ジェル/バームの種類 どれを選ぶ?テクスチャーの違い

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めんどくさいハンドクリームですが、ダメージがひどくなる前に習慣として塗っておきたいですよね。

  • ジェル
  • クリーム
  • バーム

種類も色々ありますよね。



 

現在の手荒れの状態や肌質との相性からハンドクリームを選ぶ

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まずはどんなハンドクリームがあなたの手に合ってるんでしょうか。肌質との相性などはあるんでしょうか。

 

まずはハンドクリームを選ぶ場合に、現在の手荒れの状態をチェックしてみてください。

 

手荒れには様々な症状があります。

  • カサカサしてゴミ袋が開けられないといった状態の時は、砂漠状態です。乾いた状態です。
  • 指がゴワゴワして指輪が入らないような状態は、ゴワゴワの岩山のようになっています。
  • 皮膚が薄くなって指紋認証が反応しないという人もいますよね。このツルツルの状態は、氷なんです。
  • 足のひび、あかぎれでストッキングが伝線してしまうという方も多いですよね。これはひび割れの干ばつ状態です。かなりひどいですよね。

 

皮膚科医によると、この

手の荒れ方によって、ハンドクリームを使い分ける必要がある

ということなんです。

 

ドラッグストアでのハンドクリームの選び方 症状に合わせて選ぶのがポイント

 

ドラッグストアで自分にあなたに合ったハンドクリームの選び方を教えてくれるのが、薬剤師の方です。

 

  • 保湿系のハンドクリーム
  • 尿素系のハンドクリーム
  • ビタミン系 のハンドクリーム

 

症状に合わせて使うのがポイントです。

 

カサカサの砂漠状態の人は保湿系のハンドクリームが相性がいい

カサカサの砂漠状態の人は、皮脂膜と角質層が水分を防ぐ役割をしていますが、皮脂膜が手洗いなどで簡単に流れてしまうので、角質状態が乾燥してしまいます。カサカサなのは皮膚の水分が足りない状態なので、保湿系のハンドクリームが相性がいいです。皮脂膜の代わりになって。乾燥しにくくなります。
保湿成分が角質層に浸透することで、手が潤ってきます。

 


 

ハンドクリームの8割ぐらいは保湿系のものなので、まずはこれを使うということですね。

皮膚が乾燥して厚く固くなってしまった岩山の状態は、尿素系のハンドクリームで角質を柔らかくする

岩山の状態は、角質層が乾燥だけでなく、さらにもう厚く固くなってしまったような状態です。その状態になると、尿素系のハンドクリームが適切な治療として使っていく必要があります。尿素は固くなった角質を柔らかくする役割がありますので、それが角質層に浸透することで、徐々に正常な状態に持っていくということです。

 


 

ただし尿素のハンドクリームには注意点もあります。例えば傷や湿疹のような状態など、他の皮膚トラブルがある場合には使えません。しみて痛い思いをすることになってしまいます。

傷のある干ばつの状態や、皮膚が薄い氷のような状態になってる方にはビタミン系 のハンドクリームがおすすめ

傷のある干ばつの状態や、皮膚が薄い氷のような状態になってる場合の効果的な対策方法もあります。

 

  • 干ばつの場合は、さらに皮膚にも亀裂が入っている状態です。
  • 氷の状態は、アルコール消毒などで皮膚が極端に薄くなっている状態です。

つるつるの場合も、ひび・あかぎれの場合も、ビタミン系 のハンドクリームがおすすめなんです。
ビタミン系のハンドクリームは、血行が良くなって、皮膚の再生力が高まっていくので、症状が改善することが期待できます。

 


 

まとめると、

  • カサカサの状態の方は保湿系のハンドクリーム、ニベアやシアバター・ワセリンなどですね。
  • ゴワゴワの岩山の状態の場合には、尿素系のハンドクリーム。
  • 手の皮膚が薄い方やひび・あかぎれの方は、ビタミン系ハンドクリームで血行促進

 

尿素は皮膚を薄くする効果があるので、すでに皮膚が薄い方には逆効果ということです。

 

尿素は天然の保湿成分

尿素は皮膚から出る天然の保湿成分です。もちろんハンドクリームでは石油などから合成されたものなので、別に誰かの体から出たものではありません。

 

この三つのタイプのハンドクリームを、あなたの手の状態に合わせて選んでくださいね。

 

皮膚科医が教えるハンドクリームの選び方 医薬品か医薬部外品か

 

そしてあなたにぴったりのものを見つけるためにチェックするポイントが、

  • 医薬部外品か
  • 指定医薬部外品か
  • 第2類医薬品かどうか

 

といったところです。

 

やっぱり皮膚科医の方に聞いてみましょう。

 

ハンドクリームは区分の違いがあります。

 

  • 医薬部外品は有効成分を一定量で配合して、予防効果があります。
  • 指定医薬部外品や一般用医薬品は、有効成分の効果が認められて、治療の効果があるということです。
  • 何も書いてないハンドクリームなどはて、化粧品や雑貨という区分になります。

 

指定医薬部外品や一般用医薬品の方が治療効果がありますので、症状が酷い方はこちらを選んだ方がいいかもしれません。

 

手荒れの種類ごとにハンドケアの方法も変える

手荒れの種類も人によって様々

手荒れの種類も人によって様々ですよね。

  • カサカサ白く毛羽立っていたり
  • あかぎれがあったり

 

いろんな症状が手にあらわれることも多いんですよね。

 

実際に皮膚科医に行く人も、いろんな症状が混じってる人もいます。

 

そんな複雑な場合には、

  1. まず全体に保湿系を塗って
  2. あとは部分ごとに必要な尿素系やビタミン系の軟膏を塗ってもらう

ということです。

ひどくなる前に早めのハンドケアが重要

でもやっぱりひどくなる前に早めにケア、毎日のお手入れや予防をしてることが重要です。

 

傷があるところ、皮膚が薄いところには尿素を使わないというのがポイントです。

 

  • ハンドクリームによっては、塗ると痒くなってしまうもの、トイレに行くためにハンドクリームを塗り直さなければいけないのかと言った心配もあります。
  • 古いハンドクリームはどれくらい使えるんでしょうか。消費期限などはあるんでしょうか。
  • 効果的なハンドクリームの塗り方どんなものがあるんでしょうか。

 

皆さんけっこう我流のハンドケアで、手の甲には厚く塗るとか、色々してますね。

 

手の指の肌、理想は赤ちゃんの肌

高齢になっても、肌がしっとりモチモチしている方もいます。手の指の肌も、理想は赤ちゃんの肌です。水分量44%、しっかり潤っています。
このようにしっとりと潤いがないと、うまく物を持ったり滑らしたりすることができなくなってくることもあります。

手品師のハンドケア

なんと手品師の場合は、

手のひらに500円玉置いただけで吸いつくぐらいしっとりしている

ということなんです。

 

本当に肌が乾燥してると手品なんてできません。肌が柔らかくないといけないんですね。

 

 

手品師の方も、実際いろんなハンドクリームを試してみて、相性のいいものあります。

 

  1. ベタベタしたものを昼間つけているとまずいので、朝昼はサラサラした方を使って、夜はちょっと染み込むようなクリームを使います。季節によっても使い分けます。
  2. どんな極寒でも手が荒れないぐらいのバームのようなものですね。さらに寒い日は馬の油をつけているということです。
  3. そして外出用のハンドケア用品といったものもあります。細かく用途に応じて使い分けています。
  4. さらに夜寝るときは手袋。綿(コットン)の手袋白い手袋をして寝るということです。

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クリームを塗って手袋をして寝るのが重要

だということです。

 

正しいハンドクリームの塗り方とは

ハンドクリームの正しい塗り方も紹介します。

ダメージを受けやすい手の甲から塗っていく

ハンドクリームを塗る時は、少し多めに手の甲に出して、ダメージを受けやすい手の甲から塗っていきます。
手のひらより日光のダメージを受けやすいそうです。
まず手の甲に乗せて、手の甲同士を擦り合わせて、馴染ませていきます。後で、手のひらと指の間を揉み合わせて行きます。固めのクリームは手のひらで温めてやると塗りやすくなります。

指にも、一本一本細く塗っていく

そして指の先の方に伸ばしていきます。そして指一本ずつ丁寧になじませていきます。手というよりも指に塗っている感覚で、一本一本全部細く塗っていきます。
一本一本指を引っ張りながら、マッサージしながらつけてあげると、血行も促進できます

爪の周りもマッサージをしながら塗っていく

爪の周りも入念にマッサージをしながら塗っていきます。本当に爪の周りが荒れますから、よくマッサージしていくと指先も赤くなって血行が良くなって、爪も綺麗になっていくんです。
そして爪の周り荒れている方は、爪の根元の所にちょんちょんちょんと直接つけて、軽くマッサージしながら爪の上、爪の周りにも保湿できるようにマッサージするように付けてやると。爪も綺麗になります。

 

 

正しいハンドクリームの量とは

ハンドクリームは、使う量が重要です。

 

人差し指の第1関節部分まるまる、というのが標準です。

 

症状がひどい場合は第二関節部分までつけてください。より効果的になります。

 

荒れている所はさらに重ね塗りしてあげましょう。しっかりとたっぷり使うことが重要です。

ハンドクリームのベタベタが気になる場合の対処法

最初はベタベタしていますが、しばらく時間がたつと馴染んで行きます。

 

ティッシュを上に置いて余分な部分は吸わせるとか、夜寝る時だけでも綿の手袋をして寝る、などがいいです。

 

ただ手荒れがひどい人は無理にならないようにしてください。

ハンドクリーム 本来は手を洗う度に塗ってほしい

このくらいたっぷり使うのは夜は絶対ですが、日中、外出先などで、手を洗うとハンドクリームが落ちてしまうので、手を洗う度に塗ってほしいです。

 

使用回数が書いてあるものもありますが、洗えば落ちてしまいますので、毎回塗りましょう。

 

どうしてもハンドクリームが面倒であれば、昼間はハンドローションを使う

石鹸を使わずに水だけではそんなに落ちませんが、どうしてもハンドクリームが面倒であれば、昼間はハンドローションを使うなどといった工夫をしてもいいかもしれません。

 


 

そうは言っても毎回手を洗ったり、洗い物をしたり、水仕事をするたんびにハンドクリームを塗るのはちょっと面倒くさいですよね。一体どうすればいいんでしょうか。

 

とにかく大事なのは、

  • 洗い物のあとでは必ずハンドクリームを使う
  • 綿の手袋をゴム手袋の内側にして二重にする

と言った対策がおすすめです。

 

すぐ洗えない場合は、食器をつけ置きしておいて、洗い物の回数を減らすという方法もあります。

ハンドクリームを分散置きして塗り忘れを防ぐ

ハンドクリームを水場から遠いところに置いておくとめんどくさいので、ハンドクリームを分散しておきましょう。

  • キッチン
  • 洗面所
  • 寝室
  • リビング

など、使うその場で置いておくと「ついで塗り」ができますし、塗り忘れも防止できます。

ポンプタイプのハンドクリームは簡単

最近ではハンドクリームのフタがなくてポンプタイプのものも多くなっています。
例えば洗面所などはよく使うので、簡単に塗ることができます。

 

 

こう言った、ちょっとした工夫で精神的なハードルを低くしてあげることでも、習慣化しやすくなります。

 

 

洗い物するとき、手袋を両手するのがめんどくさいという方は、手荒れが酷い方だけでもはめるという方法もあります。

 

家族に洗い物を頼むという方法もありますよ!\(^o^)/

ハンドクリームの消費期限はどれくらい?使用期限はある?

そして「分散置き」をしていると、ハンドクリーム、使い切れない場合がありますよね。
消費期限はどれぐらいなんでしょうか。使用期限書いてあるものもありますが、書いてないものは3年大丈夫です。

 

ただし、一回開封してしまったらその1シーズン限りだと思ってください。

一回ぶんで0.5g  1ヶ月で50g 使い切るはず

とにかくケチらずたっぷり使ってください。人差し指の第一関節まで、一回ぶんで0.5g です。1ヶ月で50g 使い切るはずなんです。封を開けて変な臭いがしたり、分離したいるものも捨てた方がいいですね。

 

赤ちゃんでも塗れるようなハンドクリームは安心

そして赤ちゃんやペットが舐めてしまうようなありますよね。最近は赤ちゃんでも塗れるようなハンドクリームもありますので、そういったものであれば比較的安心です。カサカサしていると、その隙間にウイルスや細菌が入りやすくなるということです。実際に体を洗っても、やっぱり爪の周りなど乾燥してカサカサしてる部分などに汚れが残っています。

 

その汚れの中に細菌やウイルスが入っています。ささくれや爪の周りの汚れ、さらに手荒れが進行し、ひび割れがあるとその辺りはやっぱり洗いにくいです。あかぎれ部分はもう触るのも嫌なので、あんまり洗わなかったりしますよね。そうするとアルコール消毒がしみて、痛くなってしまうので、さらに危険です。

 


 

アルコール消毒とハンドクリームの順番はどっちが先が良い?

アルコールは消毒効果が最強で、ウイルスに接触すると感染力を失わせることができるので、

  1. 素手の状態でまず消毒してから
  2. ハンドクリームを塗る

という順番がおすすめです。

 

先にハンドクリームを塗ってしまうと、消毒の効果が弱くなってしまうんですよね。コーティングされてしまいます。
手だけでなくウイルスや菌もカバーしてしまうんですね。
さらに、アルコールは油を落とす脱脂力もあるので、ハンドクリームの成分も落ちてしまいます。

 

消毒したらハンドクリームを塗る、というのがおすすめです。

 

スベスベの手が感染症対策になります。

ハンドクリームと日焼け止めの順番はどっちが先が良い?

ハンドクリームと夏場の日焼け止めを塗る順番は、

  1. ハンドクリームを先に塗って
  2. 日焼け止めは後に塗りましょう。

 

日焼け止めは一番最後に塗るのがおすすめです。上に何か塗ってしまうと反射効果がなくなってしまいます。

 

ハンドクリームでベタついているものは、いろんなものがついてしまうんじゃないかと気になりますが、保湿ケアをしたほうがその部分にウイルスが入り込みにくくなって、入ってしまった場合でも洗い流しやすくなると考えられます。

ステロイドなどの薬を塗っている場合はどうすればいい?

また手にすでにステロイドなどの薬を塗っている方もいますよね。ハンドクリームと薬を重ねて塗る場合には、ひどく手が荒れている時はステロイドだけ塗ってくださいということです。

 

重ねて塗る場合には、

  1. ハンドクリームを全体に塗ってから
  2. ステロイド剤を、きつい症状のひどい場所に部分塗りする

 

のがおすすめです。

 

ステロイド先に塗ってしまうと、全体にステロイドが広がってしまう危険性があって、副作用などもありますから、そういったことにならないようにしましょう。

ハンドクリームを足のひざ、ひじ、かかとなどをかかとの場所に使う場合は

ハンドクリームを

  • 足のひざ、
  • かかと
  • 腕のひじ

などカサカサした場所に使う場合は、尿素系のものを使うのがおすすめです。
余ったら全身に使っても大丈夫です。

 

最近ハンドクリーム香りが強すぎるものもちょっとありますよね。周りの人で香料が苦手な人もいますので、配慮はしてくださいね。

冬場のしもやけ対策には、ビタミンE入りのハンドクリームで血行を促進

冬場はしもやけがひどいということもありますが、しもやけは手が冷えているので、ビタミンE入りのハンドクリームで血行を促進しましょう。
なるべくマッサージしながら塗ってあげましょう。

 

尿素系のものは避けてください。

キーボードやスマホ画面にはんどクリームが付くと困る方におすすめのハンドケアアイテム

仕事でパソコンをしていて指の先が鱗のようになってしまっていますよね。

キーボードやスマホ画面にハンドクリームが付くので困る

という人もいます。

 

そういう場合にはローションタイプやジェルタイプなど、べたつかないハンドクリームを日中は使いましょう。

 

 

その代わり夜はしっかりとクリームを塗って保湿をして手袋をするなどしてください。


 

 

しっかりと使い分けをしてあげましょう。